プレイ時間はわずか “229分” 今冬に加入するも出番がもらえないドラグシンの現状に代理人は不満 「ベンチに座るだけで残るつもりはない」

なかなか出番が回ってこない photo/Getty Images

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バイエルンとの争奪戦を制したが

トッテナムに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンの代理人であるフロリン・マネア氏はイタリアのラジオ『Radio CRC』にて同選手の出場機会の少なさに不満を露わにし、アンジェ・ポステコグルー監督の戦術にも苦言を呈している。

今冬にジェノアから総額3100万ユーロ(当時のレートで約50億円)でトッテナムに加入したドラグシン。トッテナムはバイエルンとの争奪戦を制して獲得したが、同選手のここまでの出場数はリーグ戦6試合のみであり、プレイ時間は229分だ。スタメンもわずか2試合のみとなっており、苦戦を強いられている。

マネア氏は「今は我慢が必要だ。彼の前には序列で重要な選手が2人いる。いずれ彼もスペースを見つけるだろう」とコメント。ミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロという2人からレギュラーを奪うには時間がかかると考えている。
さらに同氏はポステコグルーの戦術について、「監督は3人のディフェンスでプレイしたくないと何度も言っていた。しかし彼が一番分かっていることだとは思うが、トッテナムは失点が多い」と4バックのシステムについて批判。さらにセットプレイからの失点が多いことにも触れており、空中戦に強いドラグシンの存在は役に立つと語り、3バックでの起用や同選手のヘディングの強さの活用を薦めている。

またマネア氏は「彼は1月に到着したばかりなので、今はその可能性は低いと思われる」と語りながらも、「彼がプレイしないのであれば、他の解決策を考えなければならない」とコメント。「ベンチに座るだけで残るつもりはない」とも話しており、トッテナムでの出場時間の少なさが続くようであれば、将来的に移籍も起こり得ることを示唆した。

ファン・デ・フェンとロメロの2CBは確かに強力ではあるが、長いシーズンを考えるとドラグシンにも今後、チャンスが回ってくることは間違いない。今シーズンは残り4試合となり、出番があるかどうかはわからないが、ドラグシンのトッテナムでの挑戦はまだ始まったばかりだ。

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