ジェズスはウイングの役割も受け入れてはどうか? サカのバックアッパー問題も解決

タッチライン際で俊敏性を発揮することもできるジェズス photo/Getty Images

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CF起用にこだわる必要が本当にあるか?

現在プレミアリーグのタイトルをマンチェスター・シティと争っているアーセナルには、何人かの選手に今夏での退団の噂がある。FWガブリエウ・ジェズスもその1人だ。

昨季シティからやってきたジェズスだが、今季はリーグ戦4ゴールとCFとしては物足りない。最前線ではカイ・ハフェルツにポジションを譲っており、第36節ボーンマス戦でも出番は86分からだった。

しかし、ジェズスは少ない出場時間でもきっちり仕事ができる選手でもある。この試合でも3点目のデクラン・ライスのゴールをアシストしたのがジェズスで、CLバイエルン戦の1stレグでも途中出場からレアンドロ・トロサールのゴールをアシストしていた。
さらに、本人はCFを希望しているもののウイングにも適性があり、ガブリエウ・マルティネッリが負傷離脱していた時期などはウイングとして起用されることもあった。アジリティがあり、相手を欺くようなドリブルはジェズスの長所のひとつ。今回のライスのゴールも、バイエルン戦のゴールも、ジェズスの俊敏さとキープ力あってのゴールだった。

今夏の補強ポイントの1つはブカヨ・サカのバックアッパーとなる右ウイングだと言われているが、ジェズスが役割さえ受け入れれば最適な人材がすでにチームの中にいることになる。右でも左でもこなすことができ、さらに周囲とのリンク性も高い。ハフェルツや新加入のFWとポジション争いをしながら、前線のユーティリティとして生き残る道がジェズスにはあるのではないか。

ジェズスももう27歳。CF起用にこだわらずにプレイの幅を広げてもよい時期だ。

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