マンC、バイエルンと戦ってもCL最高の《パス成功率95.3%》 レアルにもクロース以上のゲームメイカーはいない

レアルの中盤をコントロールするクロース photo/Getty Images

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今後もクラブに欠かせぬ選手

現在のレアル・マドリードでは中盤から前線にかけて若いタレントが躍動しており、世代交代が進みつつある。

中盤ではエドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニ、フェデリコ・バルベルデらが存在感を放っているが、それでもトニ・クロース&ルカ・モドリッチのベテランコンビの代わりは見つからないだろう。

特にゲームコントロールの点においてクロースを超える選手は見当たらない。34歳を迎えてもクロースの技術に衰えはなく、先週行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグのバイエルン戦では美しすぎるスルーパスからFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールをアシストしている。あのパスとビジョンはクロースならではだろう。
英『The Guardian』もクロースの存在を絶賛しており、まだまだチームに欠かせない選手だと来季以降にも期待をかけている。

「昨季マドリーがタイトルを獲得できなかったとき、クロース、そしてルカ・モドリッチの時代は終わりに近づいていると結論付ける人もいた。クロースとの契約はあと2か月となっていて、残留するかどうかは分からない。しかしそれに対するクラブの返答はただ一つ、『お願いします』だけだ」

今季CLで500分以上プレイしている選手の中で、クロースはトップとなる95.3%のパス成功率を記録している。準々決勝はマンチェスター・シティ、準決勝はバイエルンと厳しいチームを相手にしても、クロースの精度は落ちないのだ。クロースと同じことが出来るMFはレアルの若手MF陣の中にもいない。クロースがクラブを去る日がきたとき、その穴埋めの難しさを痛感することになるだろう。

ドイツ代表への復帰も発表し、今夏のEURO2024に参戦する予定となっている。ドイツにもクロース級のゲームメイカーは見当たらず、今でも世界最高のゲームメイカーと言える。

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