ティンバーよりもホワイト&冨安健洋が上か アーセナルの最終ラインで起こる熾烈な争い「現在は冨安が絶好調だ」

ティンバーの復帰が近づいている photo/Getty Images

ティンバーの出場を阻む2人の実力者

今季開幕直後に大怪我を負って離脱したアーセナルDFユリエン・ティンバー。現在はU-21のカテゴリーで実戦復帰を果たしていて、トップチームでプレイ出来る状況に近づきつつあるのだろう。

では、ティンバーをどう最終ラインに組み込むのか。ティンバーはセンターバック、サイドバックの両方をこなすが、センターバックはウィリアム・サリバ&ガブリエウ・マガリャンイスで固定されている。この2人に代わるペアは存在しない。

サイドバックは右がベン・ホワイトで固定されているのに対し、左は冨安健洋、ヤクブ・キヴィオル、オレクサンドル・ジンチェンコと複数の候補者がいる状況だ。ティンバーがスタメン入りを狙うならば左サイドバックということになりそうだが、ここでのポイントは冨安だ。

英『Football London』では記者陣がティンバーの序列に関して議論しているが、そこでは現時点で冨安の方が上との意見が目立つ。

カヤ・カイナク記者「ティンバーをチームに戻してほしいという声は理解するが、問題は誰を外すのかということだ。ヤクブ・キヴィオルは左サイドバックとして素晴らしい活躍を見せてきたし、ジンチェンコはゲームをコントロールする能力を持っている。しかし、現在は冨安健洋が絶好調だ。おそらく彼が残りシーズンのファーストチョイスだろう。主力に怪我がない限り、ティンバーの復帰は来季まで待たなければならないかと思う」

トム・キャントン記者「ティンバーの先発出場を阻む二人の選手がいる。冨安健洋とベン・ホワイトだ。両者は素晴らしいパフォーマンスを見せている」

ティンバーが怪我明けであることはもちろん、冨安が左サイドバックで見せているパフォーマンスもハイレベルだ。それは3-0で勝利した前節のボーンマス戦も同様で、ホワイト、冨安の両サイドバックを替える理由も見当たらない。

来季からはティンバーが冨安の強力ライバルとなる可能性もあるが、現時点では冨安の方が高い評価を得ていると見てよさそうだ。

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