無敗を継続しながら進化を続けるレヴァークーゼン ローマとのEL準決勝2ndレグで注目されるシャビ・アロンソの采配

レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

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再びゼロトップ採用か

今季いまだ公式戦無敗のレヴァークーゼンは、9日(現地時間)にローマとのUEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグに臨む。

1stレグではフロリアン・ヴィルツとロベルト・アンドリッヒのゴールによって2-0で勝利し、さらに今度は本拠地バイ・アレーナで戦うという有利な状況でレヴァークーゼンは2ndレグを迎えた。ただし、スポーツディレクターのシモン・ロルフェス氏はチームに慢心が生じることを戒めている。

「2-0というスコアは安心できるものではない。我々は決勝進出を望んでいるし、今季の無敗記録も継続したい。ローマでの1stレグ同様にタフな試合になるだろうから、正しい方向にエネルギーを発揮して90分間で全てを出し切る必要がある」(ドイツ紙『Bild』より)
この大一番を前にして、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督の采配にドイツでは注目が集まっている。これまでは[3-4-2-1]を基本システムとして採用し、パトリック・シックやヴィクター・ボニフェイスら大柄なセンターフォワードの下に技巧派の選手2人を配置してきたが、ローマとの1stレグではセンターフォワードを置かない¨ゼロトップ¨を採用。フロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポン、そしてアミン・アドリが流動的にポジションを変えるやり方が効果的に機能していたことは、ローマの守備の要クリス・スモーリングも認めている。

「僕らはレヴァークーゼンがセンターフォワードを置いた布陣で臨んでくると予想していた。ゼロトップに対処するのは簡単ではなかったし、僕らに問題をもたらしていた」

ヨーロッパリーグの前身にあたるUEFAカップで優勝した1987-88シーズン以来となる決勝進出をかけて2ndレグに臨むレヴァークーゼン。果たしてシャビ・アロンソ監督はどのような戦術を用いるのだろうか。

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