ナポリはすでにオシムヘンの後釜を見定めた? ジェノアのストライカー獲得が最有力か

ジェノアのクズムンドソン photo/Getty Images

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避けられないエースの放出

ナポリは変化に満ちた忙しい夏を迎えるだろう。スクデットを獲得したばかりで、チームの大半を維持することが目的だった昨季とは異なり、ナポリは今夏に退団する可能性が高いビクター・オシムヘンとクヴィチャ・クワラツヘリアに代わる新たなエース格となる選手を見つけ出そうとしている。

パリ・サンジェルマンとチェルシーがオシムヘンの獲得を狙っており、激しい争奪戦が繰り広げられることが予想されている。今シーズンのナポリは来季のチャンピオンズリーグに出場出来る可能性が消滅し、ヨーロッパリーグにも出場出来ない可能性もあり、オシムヘンの獲得に向けてビッグクラブから提示されるであろう天文学的な金額を前に、ナポリは何もすることが出来ない。 また、クヴァラツヘリアにもバルセロナをはじめとする多くのビッグクラブから関心を持たれている。

その中でナポリはオシムヘンの去就が決まる前から、先手を打って後釜の獲得に迫ろうとしているという。ビッグクラブがナポリの立場につけこんで移籍金を引き下げられないようにするためだ。
そこでナポリが獲得を狙っているのが、ジェノアのアルベルト・グズムンドソンと言われている。26歳のグズムンドソンはリーグ戦32試合に出場し、14得点4アシストを記録しており、ドリブルでのボール運びから、前線での得点能力や連携、アシストにも期待が出来る選手だ。

サッカー移籍市場ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によれば、ジェノア退団が確実視されているグズムンドソンの獲得を阻む最大の障害は、獲得競争の激しさだという。ユヴェントス、インテル、そしてプレミアリーグのいくつかのクラブも欲しがっているが、グズムンドソンの優先順位はすでに勝手を知っているセリエAにとどまることであるとされている。

昨季のリーグ優勝から今季の失敗を受けてナポリはこの難局をどのように切り抜けるのか、避けられないであろうオシムヘンとクワラツヘリアの放出で得た移籍金をうまく新しい選手の獲得に回したいところだ。

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