チェルシーの“秘密兵器”が覚醒してきた 攻守にアップグレードしてきたマドゥエケが最終盤のキーマンとなる

ヘアバンドがトレードマークのマドゥエケ photo/Getty Images

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EL出場のわずかな望みをつなぐ

プレミアリーグで2連勝し、マンチェスター・ユナイテッドを抜いて7位まで順位を上げたチェルシー。最終盤でようやくチームがまとまりつつあり、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得にわずかな望みをつないでいる。

チェルシーは若いチームで、一貫性のなさが悩みどころだ。エヴァートンに6-0と勝利した翌週にはアーセナルに0-5と敗れ、その後はウェストハム戦の5-0の大勝を含む2連勝。負傷者が重なったこともあってマウリシオ・ポチェッティーノ監督は難しいマネジメントを強いられていた。

しかし、ここにきてチームには連携が見られるようになっている。FWニコラス・ジャクソンはここ2試合で3ゴール1アシストを決めており、独力突破が目立っていた彼も周囲との連携が熟成されてきた印象だ。コール・パルマーはその得点力を発揮し、これまで21得点でマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドを追っている。
そして、英『football.london』がチェルシーの秘密兵器とみているのはFWノニ・マドゥエケだ。プレミアリーグでは10試合の先発にとどまっているが、4月以降に出場機会が増加してきた。5-0で勝利したウェストハム戦でも圧倒的で、1ゴール1アシストを決め大活躍した。

同メディアは「ここ1カ月ほどの間の驚きは間違いなくノニ・マドゥエケだ。現時点でラヒーム・スターリングがスタメンに戻る道はなく、加入以来最長の先発出場期間を最大限に活用している」と絶賛した。

攻撃面だけでなく、守備の貢献度も改善されてきたように思えるマドゥエケ。現時点でチェルシーがELの出場権を得る可能性は非常に低いが、彼の働きがチェルシーをどこまで押し上げることができるか、期待したい。

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