エリック・クラプトンがユルゲン・クロップに捧ぐ『You’ll Never Walk Alone』を演奏 ファンの合唱巻き起こる

日本でもおなじみエリック・クラプトン photo/Getty Images

エヴァートンファンからはブーイングも?

今季限りでリヴァプール指揮官を退任することを発表しているユルゲン・クロップ監督。2010年代前半に低迷期を過ごしていたリヴァプールを欧州屈指の強豪にまで復活させた手腕には称賛が集まっており、別れを惜しむ声は多い。

そんななか、ギタリストのエリック・クラプトンがリヴァプールのM&Sバンク・アリーナで行われた公演にて『You’ll Never Walk Alone』を演奏し、それをユルゲン・クロップに捧げたと英『Liverpool ECHO』が伝えている。

クラプトンはショウ中盤のアコースティック・セットにて『Nobody Knows You When You’re Down and Out』を演奏したあと、独奏でギターを爪弾きはじめる。それが何のメロディか理解した観客からは歓声とブーイングが巻き起こり、会場は大合唱となったようだ。ちなみに、ブーイングをしていたのはエヴァートンのファンであろうと同紙は伝えている。
演奏を終えたあと、クラプトンは「ユルゲンのために」と一言。観客はまたも大きく湧き上がった。

『You’ll Never Walk Alone』は、もともと1945年のミュージカル『回転木馬』のために書かれた楽曲だ。多くのアーティストがカバーしており、フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーなどが取り上げたこともある。英国でヒットしたのはジェリー&ザ・ペースメイカーズが1963年に発表したバージョンで、彼らはかのビートルズと同じくマージー・ビートと呼ばれたリヴァプールのバンド。これによりリヴァプールサポーターがこの歌を歌うようになったと言われている。クラプトンもたびたびこの曲をライブで演奏していた。


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