憧れのアイドルにDMを送った少年時代 アザールの足跡を辿るパルマー

チェルシー加入1年目からゴールとアシストを量産するパルマー photo/Getty Images

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アザール以来の月間最優秀選手賞を受賞

今、プレミアリーグで最も勢いのある若手のひとりと言っても過言ではないチェルシーMFコール・パルマーが、意外な過去を明らかにした。

幼いころからマンチェスター・シティの下部組織で育ち、2020年に18歳でトップチームデビューを果たしたパルマー。しかし、その後はなかなか出番を増やすことができず、出場機会を求めて昨夏にチェルシーへの移籍を決断した。

ただ、この決断が功を奏したのか、新天地ではすぐさまレギュラーを確保すると、チームが苦戦を強いられる中でも孤軍奮闘。今季ここまでリーグ戦31試合に出場して21ゴール10アシストを記録しており、大ブレイクを果たしている。
また、4月に行われた第31節マンチェスター・ユナイテッド戦ではハットトリック、第33節エヴァートン戦では4ゴールを記録。自身初となるプレミアリーグ月間最優秀選手賞も受賞した。チェルシーの選手としては、エデン・アザール以来(2018年9月)の受賞とのことだ。

そんなパルマーが先日、自身のInstagramを更新。月間最優秀選手賞受賞の喜びとともに、2015年3月に送ったとあるDM(ダイレクトメッセージ)のスクリーンショットを公開した。そこには10番のユニフォームを身につけるシティ・アカデミー時代の幼い自身の写真と、「あなたは世界で最高の選手だ」というメッセージがあった。そして、その送り先がなんとアザールだったのだ。

当時のパルマーはまだ13歳。シティにとってチェルシーはライバルクラブであるものの、パルマー少年にとってアザールはアイドルだったようだ。改めて「2015年にアイドルのひとりにメッセージを送り、足跡を辿る」とも綴っている。

パルマーのチェルシー移籍はある意味必然だったかもしれない。はたして、パルマーはかつて世界最高のドリブラーとも称された大先輩に追いつくことができるのか。

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