今季がバイエルン加入1年目のケインとキム・ミンジェ 独紙による年間パフォーマンス採点&寸評で明暗くっきり

キム・ミンジェ(左)とハリー・ケイン(右) photo/Getty Images

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ともに巨額の移籍金で加入

今季のブンデスリーガもいよいよ今週末の最終節を残すのみとなる中、ドイツ紙『Bild』は今季のバイエルン・ミュンヘン各選手のパフォーマンスについて6段階評価(1が最高、6が最低)での採点と寸評を掲載した。

開幕前は優勝候補筆頭に挙げられながらレヴァークーゼンにリーグタイトルを奪われただけに、バイエルンの選手達の評価は総じてあまり高くはないが、それでも『Bild』は唯一FWハリー・ケインにだけ評価点1の最高評価を与え、以下のような寸評で同選手の活躍を称賛している。

「昨年夏にこのストライカーは、1億ユーロ(当時のレートで約150億円)というクラブ史上最大の出費でトッテナムから加入した。この金額に伴うプレッシャーをケインははねのけ、ブンデスリーガでの得点記録を次々に打ち破った。36ゴールという数字はデビューイヤーでの歴代最多得点数であり、ロベルト・レヴァンドフスキの持つシーズン最多得点記録(41ゴール)にさえ迫っている。キャプテンマークを巻いていなくても、彼はバイエルンのリーダーであり模範的存在だ」
一方、ケインと同じく今季開幕前にバイエルンに加入したDFキム・ミンジェは、DFダヨ・ウパメカーノ、DFアルフォンソ・デイビス、MFブライアン・サラゴサらとともにチーム最低タイとなる評価点5、寸評でも厳しい言葉が並んでいる。

「この韓国人は、セリエA最高のディフェンダーという評価とともにナポリから5000万ユーロ(当時のレートで約75億円)でやって来たが、控え選手としてシーズンを終えようとしている。チャンピオンズリーグでのレアル・マドリード戦で彼が犯した二つのミスは、チームを敗退へと追いやった。彼は、もはや非売品と呼ばれるような存在とは見られていない」

ともに大きな期待を寄せられてバイエルンにやって来たケインとキムだが、今季は明暗がはっきりと分かれる結果となったようだ。

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