PCのパスワードはジェイミー・バーディだった レスター伝説の優勝に憧れた少年が過ごした夢の1年

レスターの昇格に貢献したマカティア photo/Getty Images

憧れの先輩たちと決めたプレミア昇格

奇跡と言われた2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇から8年。レスター・シティは2部降格の屈辱も味わったが、今季は2部でトップに立ち、再びのプレミア昇格を決めた。

チームでは現在もFWジェイミー・バーディ、MFマルク・オルブライトンがプレイしていて、2人とも2015-16シーズンのプレミア制覇の立役者だ。彼らはレスターでプレイする若手にとってはスーパースターなのだ。

彼らに憧れていた選手の1人が22歳のMFケイシー・マカティアだ。今季は2部リーグで6ゴールを挙げ、チームの昇格に貢献してきた。

地元紙『Leicester Mercury』によると、子供の頃は強い憧れからPCのパスワードを『ジェイミー・バーディ』にしていたという。今ではそのレジェンドと一緒に戦っており、マカティアにとっては信じられないシーズンだったようだ。

「僕はレスターに近いところの出身で、8歳の頃からここにいる。ここは僕が愛するクラブであり、ずっと応援してきたクラブなんだ。ゴールを決めた際にサポーターが僕の名前をコールするのを聞くと、とても上がるんだ」

「チームでプレイ出来ているのはとんでもないことだよ。僕が子供の時には、PCのパスワードは JamieVardyだったからね。大ファンだった。だから、ヴァーディーやシャーキー(オルブライトン)とともにピッチに立てているのは信じられないことだよ。同じロッカールームにいるなんて。それにコナー・コーディやハリー・ウィンクスといった選手たちもいて、子供の頃にテレビで見ていた人たちだ。今季は本当に楽しかったよ」

来季はプレミアの舞台で再び戦うことになる。レスターとしては新たな物語のスタートだが、また子供たちを興奮させるパフォーマンスを披露できるだろうか。

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