アストン・ヴィラを復活させたその手腕はもっと評価されるべき? 41年ぶりのCL出場を勝ち取ったエメリは現プレミアでペップとクロップに次ぐ名将か

アストン・ヴィラの指揮官エメリ photo/Getty Images

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就任当時は15位だった

今シーズンのプレミアリーグで4位フィニッシュが確定し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を41年ぶりに獲得したアストン・ヴィラ。

今シーズンは安定した強さを見せ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、ニューカッスルといった強豪より上位でシーズンを終えることとなった。そんな快進撃を続けたチームを指揮するウナイ・エメリはもっと評価されてもいい監督かもしれない。

2022年10月にスティーブン・ジェラードの後任としてヴィラの監督に就任したエメリ。当時チームは15位に沈んでおり、残留争いを強いられていた。しかしエメリ就任後、見事に立て直し、最終的には7位にまで順位を上げた。そして迎えた今シーズン、1年を通して安定した戦いを見せ、トップ3のシティ(1勝1分)、アーセナル(2勝)、リヴァプール(1分1敗)を相手にも十分な戦績を残している。
ヴィラを復活させ、さらにレベルアップさせたエメリの手腕を元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏も英『Sky Sports』にて絶賛している。

「私たちはユルゲン・クロップとペップ・グアルディオラが世界最高の監督だと話しているが、彼(エメリ)はプレミアリーグで次に優れている。彼がそうなのは、彼が成し遂げてきたことのおかげだ。仕事を見てみると、(ミケル)アルテタがやっていることは素晴らしいが、彼はヨーロッパリーグを制した男だ。彼はたくさんの人生経験を積み、ヨーロッパ中でトロフィーを獲得してきた。そして彼はここにきて、アストン・ヴィラでそれをまたやっているのだ」

2018-19年に指揮したアーセナルでの失敗のイメージもあるかもしれないが、エメリはセビージャやビジャレアルでELを制し、パリ・サンジェルマン(PSG)でリーグ優勝等も経験している。タイトルという点で現段階ではアルテタよりエメリの方が優れた監督であると、キャラガーは考えているようだ。

プレミアリーグ年間最優秀監督賞の最終候補5名にも選ばれているエメリ。タイトル争いを制したペップかアルテタがこの賞をとるかもしれないが、今シーズンはエメリが獲ってもおかしくないほどの手腕を見せている。


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