板倉もボルシアMG不振の一因と独紙指摘 「怪我とアジアカップでシーズンの約半分を棒に振った」

ボルシアMGの板倉滉 photo/Getty Images

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終盤まで残留争い

今季のブンデスリーガは先週末で最終節を終え、日本代表DF板倉滉の所属するボルシアMGは14位でシーズンを終えた。

MFヨナス・ホフマン(現レヴァークーゼン)、FWマーカス・テュラム(現インテル)、DFラミ・ベンゼバイニ(ボルシア・ドルトムント)ら多くの主力選手が今季開幕前に抜けただけに事前から苦戦することが予想されていたものの、年間の総勝ち点がわずか34で上位争いに加われないどころか残留争いに巻き込まれてしまい、ドイツ屈指の名門であるボルシアMGにとって非常に不本意なシーズンとなった。

こうした中、ドイツ紙『Bild』は、新たなチームの主軸を担うべき選手達が期待外れに終わったことがチーム全体の不振を招いたと指摘。同紙はMFユリアン・ヴァイグル、MFクリストフ・クラマーらの他に板倉の名前も挙げるとともに、同選手の今季について以下のような寸評を掲載した。
「イタクラは、シーズンのほぼ半分を怪我とアジアカップで棒に振った。チームに復帰して以降、彼は昨季のようなパフォーマンスを全く発揮できず、ファウルでしか相手の攻撃を止められなかった。そのため、先発出場した18試合の中で9枚ものイエローカードをもらった」

チームの現状については、ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督も「我々が改善すべき点は、他の選手達に安心感をもたらすような安定した軸となれる選手を見つけることだ」と『Bild』の取材に対してコメントし、牽引役の不在を認めている。

新戦力の獲得と同時に、板倉ら主力選手の奮起が名門ボルシアMGの復権には欠かせない状況となっているようだ。

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