レアルはトルコの至宝・ギュレルをどう活かす クロース引退で浮上するギュレルの出番増加プラン

終盤戦に才能の片鱗を見せたギュレル photo/Getty Images

ベリンガムをインサイドハーフへ下げるプランも

今夏のEURO2024を最後に現役を退くことを表明したレアル・マドリード所属のドイツ代表MFトニ・クロース。今季もトップレベルのパフォーマンスを見せていただけに、レアルサポーターも驚いたことだろう。クロースの穴埋めは簡単ではない。

セントラルMFの新戦力獲得へ動くのか、それとも既存の選手で上手く回していくのか。レアルのプランはまだ分からないが、スペイン『as』が注目するのは19歳のトルコ代表MFアルダ・ギュレルだ。

昨夏レアルに合流したギュレルは、今季の終盤戦に実力を証明してみせた。5月に入ってからはグラナダ、アラベス、ビジャレアル戦と3試合連続でネットを揺らしていて、ビジャレアル戦では2ゴールを奪っている。今季はリーグ戦10試合の出場で6ゴールを奪っており、フェネルバフチェ時代より絶賛されてきたポテンシャルは本物と言える。

終盤戦のパフォーマンスを見れば、来季はもう少し出番を増やしたい。そこで同メディアは2列目に入ってきたMFジュード・ベリンガムをインサイドハーフへと下げ、ギュレルの出番を増やすプランもあると取り上げている。クロースとタイプは異なるが、ベリンガムにクロースのポジションを任せるというものだ。

さらに今季はミランからレンタルバックしてきたブラヒム・ディアスも成長した姿を見せていて、2列目の選択肢は多い。

中盤ではルカ・モドリッチとの契約延長案も進んでおり、ベリンガムやフェデリコ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガらと新たな中盤ユニットを形成していくことも可能か。クロース級の司令塔はサッカー界を探しても簡単に見つかるものではないが、来季のレアルはどう中盤を構成してくるか。

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