37歳ボヌッチが今季限りでの引退を発表 ユヴェントスでは8度のセリエA制覇、イタリア代表でもEURO2020制覇に貢献

今季限りでの現役引退を発表したボヌッチ photo/Getty images

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国際Aマッチ通算121試合出場は歴代4位の数字

フェネルバフチェSKに所属する元イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチがクラブ公式サイトを通じて、現役引退を発表した。

ボヌッチは今夏にドイツで行われるEURO2024に臨むイタリア代表メンバーから外れたことをきっかけに今季限りでの引退を決断したようだ。

1987年5月1日生まれのボヌッチは現在37歳。インテルでプロキャリアをスタートさせるも、当時のトップチームでは定位置を掴めず、複数回レンタル移籍を経験。しかしジェノアを経て加入したバーリではブレイクを果たし、2010年夏にユヴェントスに完全移籍。加入後は元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ、同DFアンドレア・バルザーリと共に強固な最終ラインを形成し、セリエAでの6連覇に大きく貢献した。
そんなユヴェントスの黄金期を支えた同選手だが、2017年夏にACミランへの移籍を決断。ミランでは加入直後からキャプテンに任命され、17-18シーズンは公式戦通算51試合に出場し、2ゴールを記録するなど主力として活躍。しかし、僅か1年でユヴェントスへの復帰を決断。復帰後は5シーズンにわたってプレイし、再びユヴェントスの堅守を支えていた。

ユヴェントスに合計12シーズン在籍したボヌッチだが、昨年夏にクラブを退団するまで、公式戦通算502試合出場37ゴールを記録。8度のセリエA優勝だけでなく、3連覇を含む4度のコッパ・イタリア制覇、5度のスーペルコッパ・イタリアーナ優勝など多くのタイトル獲得に貢献した。

そんなボヌッチは昨夏にユヴェントスでの不遇から、ドイツのウニオン・ベルリンへ移籍し、初の国外挑戦を果たす。しかしその後半年で契約を解除し、1月からはトルコのフェネルバフチェSKでプレイしていた。

またイタリア代表としても活躍したボヌッチ。バーリ在籍時の2010年3月に同国の代表デビューを果たすと、直後に行われた2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会では、出場は叶わなかったものの、早速メンバー入り。その後も同国の最終ラインの主軸に長らく君臨し続け、EURO2020では全7試合に先発出場し、1968年以来13大会ぶり2回目の優勝に大きく貢献した。これまでに国際Aマッチ通算121試合出場8ゴールを記録しており、出場試合数はGKジャンルイジ・ブッフォン氏、DFファビオ・カンナバーロ氏、DFパオロ・マルディーニ氏に次ぐ歴代4位の数字となっている。

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