「最高のシーズン」、「役割がなかった」 今季躍進のシュツットガルトで明暗分かれた伊藤と原口

伊藤洋輝(右)と原口元気(左) photo/Getty Images

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名門復活

今季のブンデスリーガでは、無敗で初優勝を達成したレヴァークーゼンだけでなく、伊藤洋輝と原口元気が所属するシュツットガルトの躍進が目立った。昨季は残留争いに巻き込まれていた同クラブだが、セバスティアン・ヘーネス監督が指揮を執って2季目となる今季は、最終的にはバイエルン・ミュンヘンを抑えて2位でシーズンを終えた。

そうした中、ドイツ紙『Bild』はシュツットガルトの各選手の年間パフォーマンスを6段階評価(1が最高、6が最低)で採点した記事を掲載。同紙は左サイドバックやセンターバックのポジションでリーグ戦26試合に先発出場した伊藤に評価点2を与えるとともに、以下のような寸評を掲載している。

「今年1月にアジアカップに参加したにも関わらず、この日本人選手は最高のシーズンを過ごした。イトウは冬にサウジアラビアのアルナスルからの数百万ユーロものオファーを拒否した。しかし、彼は契約解除条項のおかげで、2500万ユーロ(約42億円)以上のオファーがあれば今夏にも移籍は可能」
188㎝の長身でさらに左足からの精度の高いパスを武器にしている伊藤をめぐっては、ライプツィヒやミランが獲得に興味を示しているとされる。

一方、今季はリーグ戦2試合の途中出場、出場時間は計25分間にとどまった原口については、「ヘーネス監督のもとでは役割がなかった。そのため、契約も延長されなかった」と不本意なシーズンに終わったことに触れて、評価点5をつけている。同選手は契約満了によりシュツットガルトを退団することが既に発表されていて、今後フリー移籍で新天地を探すことになる。

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