ボランチへのコンバートは大成功!?  “デュエル勝利数&タックル総数”J1トップを誇る知念慶の新たな挑戦

今シーズンは中盤で躍動 photo/Getty Images

もともとはFW

J1リーグ16試合を終えて、現在2位につけている鹿島アントラーズ。首位の町田との勝ち点差は「3」となっており、ここまでは順調だ。

得点ランク3位タイの7ゴールを挙げる鈴木や6ゴールを挙げるチャヴリッチ、16節の北海道コンサドーレ札幌戦で2ゴールを決めた名古など調子のいい選手が多数いるが、注目したいのは知念慶だ。

川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせた知念は2023年より鹿島に加わり、昨シーズンはリーグ戦21試合に出場して5ゴールをマークしていた。そして迎えた今シーズン、新監督ポポヴィッチの下で、中盤へコンバートされたのだ。もともとはフォワードだった同選手だが、中盤で新たな才能を開花させている。
知念はここまでJリーグ公式『J STATS』によると、デュエル勝利数「68」を記録しており、これはJ1トップの数字だ。2位の橘田(川崎)が51回となっており、ここまでは大差でJ1のデュエル王に輝いている。さらにタックル総数(65)、1試合あたりのタックル数(4.3)もリーグトップの数字だ。さらにインターセプト数では2位にとなっており、ボランチとして圧巻の数字を叩き出している。

佐野との2枚のボランチはJ1屈指の中盤を形成しており、鹿島のここまでの好調に大きく貢献している。今シーズンは新境地を拓いている知念だが、ボランチへのコンバートは大成功だと言えるだろう。

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