今夏の補強に注目が集まるユナイテッド ラトクリフ氏は移籍市場での “5つの新ルール”を設定か

マンUの新共同オーナーとなったラトクリフ氏 photo/Getty Images

どのような戦略を見せるのか

FAカップを制覇したものの、今夏の去就が注目されるマンチェスター・ユナイテッドの指揮官エリック・テン・ハーグ。

新監督候補の名前も挙がる中、新共同オーナーとなったイネオス社のサー・ジム・ラトクリフ氏は補強における5つの新ルールを設定したという。英『THE Sun』が報じている。1つ目は新加入選手の年齢制限を25歳までとすること。2つ目はスター選手は獲得しないということ。

3つ目はプレイスタイルはテクニカルディレクターのジェイソン・ウィルコックス氏が設定すること。4つ目は監督には選手ではなく、どのポジションの補強が必要であるかを尋ねること。そして最後の5つ目は監督は、イネオス社が作成したポジションごとに3名の候補選手が乗っているリストから選ぶこと、となっているという。

同氏はスター選手1人に大金を投じるよりは、ユナイテッドの将来にとって重要となる原石のような選手の獲得を望んでいるようだ。さらに同メディアは、「ラトクリフ新共同オーナーは今夏により健康で強く、速いチームを作るために25歳以下の新選手5人を獲得するという採用モデルに新監督が同意することを望んでいる」と綴っており、今夏の補強にはラトクリフ氏が決めた戦略があるようだ。

この背景にはサンチョやアントニーのように高額で移籍してきた選手が思ったように結果を残せなかったり、長いシーズン活躍する選手が獲得できていない現状などを考慮しているのかもしれない。同メディアはこの5つの新ルールがテン・ハーグを解任した場合、新監督の就任を阻むかもしれないと、懸念点も指摘している。

新戦力獲得やレンタル移籍中の選手の去就、監督の去就など大きな注目を集めるユナイテッドはどんな夏を過ごすのだろうか。

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