今季チームを救ったケレハーがリヴァプール退団の可能性? 「次のステップはNo.1になること」

出場機会を求めるケレハー photo/Getty Images

アリソン復帰後はベンチに

リヴァプールでプレイするGKクィービーン・ケレハー(25)は今夏、退団する可能性があることを示唆した。

2015年にリヴァプールのユースにやってきたケレハー。2019-20シーズンよりトップチームのメンバーに登録。アリソン・ベッカー、アドリアンに次ぐ第3GKという立ち位置も経験したケレハーは2021-22シーズンには第2GKへ抜擢され、ベンチ入りも増えていった。

それでもリヴァプールにはアリソンという絶対的GKがおり、十分な出場機会を得ることはできていなかった。しかし今シーズンはそのアリソンが怪我でチームを離れなければならない期間も長く、その間、リヴァプールのゴールマウスを守った。公式戦26試合に出場し、カラバオカップ制覇に大きく貢献した1人だ。守護神の離脱があってもリヴァプールが大きく崩れなかった要因の1つがケレハーであり、同選手は守護神不在を感じさせないほどのビッグセーブをいくつも見せてきた。

しかし、アリソンが復帰して以降は再びベンチを温める機会が増え、リーグ戦最後の7試合は出場することはなかった。世界トップクラスの2ndGKとして多くの称賛を集めたケレハーだが、同選手は正GKの座につきたいと考えている。

「リヴァプールで実現できれば最高だが、私は愚かではない。アリが何年もの間、世界最高のGKであることは知っている。リヴァプールでは素晴らしい時間を過ごしたよ。私にとってはクレイジーな旅であり、とても気に入っている。私はクラブとファンを愛しているし、選手やスタッフとも素晴らしい関係を築いている。ここリヴァプールであろうと、どこか他の場所であろうと、僕の次のステップはNo.1になることだと感じている」(英『The Athletic』より)

ケレハーが世界トップクラスのGKであることは今シーズン証明されており、他のクラブが守護神として獲得を狙ってもおかしくない。今シーズンのリヴァプールを大きく支えた1人ではあるが、ケレハーの今夏の去就に注目だ。

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