《青黒のスピードスター》山下諒也が見せる存在感  “164cmのドリブラー”が闘志溢れるプレイでG大阪を引っ張る

G大阪の新たな武器に photo/Getty Images

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アシスト&PKをGET

J1リーグ17試合を終えて、3位につけているガンバ大阪。ここまでの「9勝」は16位に終わった昨シーズンと同じ勝利数であり、大きな飛躍を遂げている。

そんなG大阪の好調の要因の1つは新加入選手による影響だろう。J1最小失点の守備を築くリーダーの中谷進之介、中盤で抜群の存在感を見せる鈴木徳真、G大阪の新たな翼であるウェルトンなど新加入選手がチームに新たな武器をもたらしている。

そしてここ数試合でG大阪の新たな武器となっているのが横浜FCから加入した山下諒也だ。ウイングとして出場する山下はウェルトンと共にG大阪のサイドを活性化させる。同選手の武器はなんといってもスピードだ。記憶に新しいのは第16節のFC東京戦で見せた自陣からのドリブル突破だろう。こぼれ球に反応した山下はハーフウェーライン付近からドリブルを開始すると、ディフェンスの追随を許さず、シュートまで持って行った。惜しくもGKのビッグセーブに阻まれるが、スタジアムがどよめくほどのスピードを見せた。
Jリーグ公式『J STATS』によると、山下のトップスピードは時速35.1kmだという。マリノスの宮市と並んでここまではJ1で5位タイの速さだ。今節の湘南戦では先制点をアシストしただけではなく、2点目となったPKを獲得したのも山下であり、実質2アシストを記録したといったもいいほどの活躍を見せた。

圧倒的スピードでG大阪の右サイドを活性化させる山下だが、もう一つの魅力は闘志溢れるプレイだ。湘南戦でPKを獲得した際に大きくガッツポーズをしたように、山下は闘志むき出しでプレイを行う。献身的な守備でクリアをブロックした際にも感情を爆発させるなど、サポーターにとっても嬉しい「魂で戦うような選手」というのも同選手の魅力だろう。

体格的には164cmと恵まれているわけではないが、G大阪の新たな翼は圧倒的スピードと闘志溢れるプレイでチームを牽引する。


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