バルセロナがバイエルンFWコマンに関心 新指揮官フリックが獲得を熱望か

バイエルンのキングスレイ・コマン photo/Getty Images

三冠達成時の指揮官と主力

ハンジ・フリック監督を新たな指揮官に迎えたバルセロナが、バイエルン・ミュンヘンのFWキングスレイ・コマンの獲得を検討しているとフランス紙『L‘Équipe』が伝えている。

フリック監督は、2019-20シーズン途中にバイエルンのアシスタントコーチから監督に昇格し、同シーズンでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とブンデスリーガ、DFBポカール全てに優勝してシーズン三冠を達成。その時に抜群のスピードを誇るサイドアタッカーとして活躍したコマンの実力をフリック監督が高く評価していることから、同選手が来季に向けた獲得候補としてリストアップされているようだ。

コマンに関するバルセロナの関心は、ドイツ紙『Bild』も報じている。現段階ではまだ正式オファー等の具体的な動きには至っていないものの、2027年6月末まで契約が残っていて市場価値が5000万ユーロ(85億円)程度と見られているコマンに移籍話が浮上した場合、チームの再建に着手しているマックス・エバール取締役ほかバイエルンの首脳陣にとって悪い話ではないだろうと同紙は伝えている。
コマンは2015年8月にユベントスからバイエルンに加入し、ここまで同クラブで公式戦294試合に出場して63ゴール66アシストを記録。その実力に疑いの余地はないが、現在も右内転筋損傷からの復帰を目指してリハビリに取り組んでいるように、怪我の多さが懸念材料として指摘されている選手でもある。フリック監督同様にバイエルンでシーズン三冠を達成したユップ・ハインケス元監督も、かつてコマンのことを『とても繊細なサラブレッド』と評していた。

フル稼働したシーズンがほとんどないという点を踏まえ、バルセロナがコマンをめぐって今後どのような動きを見せるのかについては、引き続き注目していくべきだろう。

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