クラウチ氏は「フォーデン、パルマー、ベリンガム併用案」を推薦 タレント豊富なイングランド代表のスタメンは

フォーデンをどこでどう使うかもポイントとなるだろう photo/Getty Images

タレント豊富だけに悩ましいタレント豊富だけに悩ましい

今月開幕のEURO2024で、優勝候補のひとつに数えられるイングランド代表。ビッグクラブで主力を張るスター選手揃いで、タレント力では頭ひとつ抜けているとも言われている。

それだけに、ガレス・サウスゲイト監督がどんなスタメンを選ぶのか興味は尽きない。大会前のボスニア・ヘルツェゴビナ代表、アイスランド代表との親善試合を経て本大会メンバーが決定されるが、ここでどんな選手をピッチに立たせるのかも判断材料となってくるだろう。

そんななか、元イングランド代表FWのピーター・クラウチ氏は『GIVEMESPORT』に、自らが思うスタメン11人を公開している。
GKはジョーダン・ピックフォード、DFは左からルーク・ショー、ハリー・マグワイア、ジョン・ストーンズ、カイル・ウォーカー。中盤の底にデクラン・ライスとジュード・ベリンガムを並べ、トップ下にフィル・フォーデン。左ウイングにコール・パルマー、右ウイングにブカヨ・サカ、最前線のFWはハリー・ケインとなった。

GKとバック4の選出に特に驚きはないが、おそらくこの議題で議論となるのは中盤から前、特にベリンガム、パルマー、フォーデンの使い方となるだろう。クラウチ氏はベリンガムをライスと組ませて中盤の低い位置に置き、フォーデンをトップ下に配置。左にパルマーを置く[4-2-3-1]の形を推薦した。リーグ戦でもスペシャルな輝きを放ったこの3人を同時起用するのは、もちろんある意味で理にかなった選択だ。

しかしベリンガムは今季レアル・マドリードではひとつ高いポジションでプレイしている。パルマーも右やトップ下での起用が多かったことを考えると、それぞれを組み合わせたときに最大の力を発揮するかどうかは未知数だ。しかも他にもタレント豊富なのが悩ましいところで、特にジェイムズ・マディソンやコナー・ギャラガー、コビー・メイヌーらMF陣をどう使うかでさまざまな組み合わせが生まれてくる。

個々が高い能力を持ちながら、チームとなるといまひとつ噛み合わない印象もあるイングランド代表。サウスゲイト監督は最適解を見出すことができるだろうか。

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