A・アーノルドの“展開力”がイングランド代表を変える 代表ではゲームメイカーに「これほど広角にパスを出せる選手は他にいない」

代表では中盤に入ることが多いアーノルド photo/Getty Images

ボスニア・ヘルツェゴビナとのゲームでもとんでもないロングパスを披露

6日、EURO2024へ向けたイングランド代表メンバーが発表された。その中で注目したいのは、トレント・アレクサンダー・アーノルドの起用法か。

最近のイングランド代表ではアーノルドを中盤起用するケースが増えており、今回のメンバーにもマンチェスター・シティDFカイル・ウォーカー、ニューカッスルDFキーラン・トリッピアー、さらには右サイドバックにも対応できるリヴァプールDFジョー・ゴメス、アストン・ヴィラDFエズリ・コンサがDF登録で選出されているため、アーノルドは中盤で固定される可能性が高い。

MF登録の方はかなり若い選出となっていて、クリスタル・パレスMFアダム・ウォートン(20)、マンチェスター・ユナイテッドMFコビー・メイヌー(19)、レアル・マドリードMFジュード・ベリンガム(20)ら若手とは思えぬ実力者たちに加え、チェルシーMFコナー・ギャラガー、アーセナルMFデクラン・ライスが選出。
アーノルドもMF登録となっていて、顔ぶれを見る限りはアーノルドがゲームメイカーの役割を担うことになるか。先日行われたボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合にもアーノルドは中盤でフル出場し、1ゴールを記録。得点部分はもちろんだが、このゲームでは得意のロングパスで一気に局面を変えたプレイがあった。本大会でもあのキックが求められているのだろう。

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でのロングパスについては、SNS上でもサポーターより「イングランド代表で最高のパサー」、「彼は1試合中に3回くらいこういうパスを出す」、「アーノルドを中盤起用しないといけない。今のイングランド代表にこれほど広角にパスを出せる選手は他にいない」と絶賛の声が多く出ている。

展開力は圧巻の一言で、代表監督ガレス・サウスゲイトも高く評価しているのだろう。サイドバックとしては守備面に課題があっただけに、中盤起用がベストな解決策か。

 

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