クリスタル・パレスの共同オーナーがエヴァートン買収に名乗り 財政危機に瀕する名門

勝点剥奪によりエヴァートンは苦しいシーズンを過ごした photo/Getty Images

5つの団体と交渉か

財政危機に瀕しているエヴァートンだが現在、5つの団体が買収を検討していると英『Sky Sports』が報じている。

投資会社777との交渉が不調に終わったが、別の投資会社A-Capが投資額を増やすことを検討している。

また、クリスタル・パレスの共同オーナーであるジョン・テクスター氏もエヴァートン買収を希望している。他にも地元の実業家アンディ・ベル氏とジョージ・ダウニング氏も前向きな姿勢を示しているとされる。
エヴァートンのオーナー、ファルハド・モシリ氏はアーセナルの元株主で、2016年にエヴァートンの株式49.9%を取得すると、2022年1月までに1億ポンド(約200億円)を出資し、株式保有率は94.1%になっている。

2023‐24シーズンはイングランド・プレミアリーグの財務規則に抵触し勝点剥奪処分を受けて15位に終わったエヴァートン。

クラブの経営が定まらないと、今夏の選手強化に向けて出遅れるばかりではなく、有力選手が加入に二の足を踏むことも懸念される。

モシリ氏はクラブの将来について検討しており、水面下で買収交渉が行われているとみられている。今後の動向に注目だ。

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