2月にプレミアデビュー、4カ月後にはイングランド代表メンバー入りの超速ステップアップ 20歳の逸材MFが歩む驚きのキャリア

イングランド代表入りを果たしたウォートン photo/Getty Images

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2月まではイングランド2部でプレイしていた

今年の1月時点ではブラックバーンの一員としてイングランド2部でプレイしていた選手が、EURO2024を戦うイングランド代表メンバーに入るとは。

驚きの出世スピードとなったのは、今年2月にクリスタル・パレスへ加入した20歳のMFアダム・ウォートンだ。

イングランドの世代別代表でもプレイしてきたセントラルMFの逸材ではあったが、プレミアリーグの戦いを経験したのは今年2月に入ってからだ。すぐにクリスタル・パレスで主力の座に就いたとはいえ、今のタレント集団であるイングランドA代表に割って入るとは本人も予想していなかったのではないか。
英『BBC』も驚きのキャリアを歩むウォートンを特集しているが、ブラックバーンのユース部門の責任者を務めるスチュアート・ジョーンズ氏は全ての素質を備えたMFとウォートンの才能を絶賛する。

「一流選手になるためのあらゆる資質を備えた謙虚な若者だよ。彼の資質、知性、彼は常に傑出したサッカー選手だった。彼のサッカーに対する知性と試合を読み解く能力は他の選手が気づかないようなことも見抜いていて、若い頃からそれを常に示してきたんだ」

今年2月に加わったにも関わらず、ウォートンは今季のプレミアリーグでチーム6位となる48回のタックル成功数、チーム7位となるチャンスメイク数21回など印象的な数字を記録していて、これで20歳というから驚きだ。

ブラックバーン時代よりプレミアリーグでプレイするだけの実力があったということなのだろうが、それにしても適応が早い。その実力から、イングランド代表監督ガレス・サウスゲイトはEURO2024のメンバーに入るにふさわしいと判断したようだ。

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