バルサの未来はフェルミン・ロペスにかかっている 元アシスタントコーチは「彼が成長を遂げるのを待て」と主張

スペイン代表にも選ばれているフェルミン・ロペス photo/Getty Images

今季躍動したカンテラーノ

フェルミン・ロペスはバルセロナのトップチームでのデビューシーズンとなった今季、リーグ戦31試合で8ゴールを挙げてみせた。2012年から2014年にかけてバルセロナでアシスタントコーチを務め、2016年にユース年代だったフェルミン・ロペスのスカウトに携わったジョルディ・ロウラは、現在21歳のフェルミン・ロペスについて「バルサが誇る出色のミッドフィルダー」であることを強調している。

「フェルミンの場合は、肉体的な成長を待つしかなかったが、それでも彼は非常に優秀で私は常にバルサに残ってほしいと願っていた」とし、「彼が成長を遂げるのを待て」と首脳陣に語ってきたという。

加えて今季のバルセロナにおいて16歳のラミン・ヤマルや17歳のパウ・クバルシが鮮烈なシーズンを過ごした中で、フェルミン・ロペスは「過小評価されている選手だ」とロウラは見ている。

また、今夏もバルセロナには多くの選手獲得の噂が挙がっているが、それでもロウラは現在トップチームでの地位を確立しつつあるユース選手たちへのコミットメントがバルセロナが適用できる最善の解決策であることを明確にした。

「下部組織出身の非常に優秀で重要な選手がいる。(バルセロナで)再び勝利するチームを作るためには、彼らに加えて外から来た選手と良い関係を築きあげていく必要がある」

ライバルのレアル・マドリードが今季、リーグ優勝とチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた一方で、無冠に終わったバルセロナが来季を面目躍如のシーズンとするためには、ラミン・ヤマルやフェルミン・ロペスのようなカンテラーノたちの更なる成長が必要不可欠と言えるだろう。

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