「ひどい試合、見ていて退屈」 超豪華タレント抱えながらアイスランドに負けたイングランドにまた飛び出した“退屈”との批判

イングランドはアイスランドに敗北 photo/Getty Images

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枠内シュート1本でアイスランドに敗れてしまった

親善試合の結果一喜一憂すべきではないのだろうが、イングランド代表は7日に行われたアイスランド代表との親善試合を0-1で落としてしまった。

イングランドは開幕が迫るEURO2024で優勝候補の一角に挙げられており、本来はこの親善試合で自信をつけて本大会へ臨みたいところだった。それが聖地ウェンブリーでアイスランドに敗れてしまい、国内からも批判的な意見が出ている。

このゲームはポゼッション率69%とボールを持っている時間は長かったが、イングランドが放った枠内シュートは僅か1本のみ。これではサポーターが苦い表情をするのも仕方がない。
英『BBC』によると、元イングランド代表DFマシュー・アップソン氏は「イングランドの戦い方には幅がなく、彼らのプレイには攻撃性、フィジカル面での迫力がなかった。本当にひどい試合だった。見ていて少し退屈だったよ。本当に辛い試合だった」と苦言を呈している。

イングランドは常に豪華なタレントを抱えているが、現在のガレス・サウスゲイト体制でも何度か戦い方が退屈との指摘は受けている。アイスランド戦にはエースのハリー・ケイン、若き実力者のフィル・フォーデン、コール・パルマー、コビー・メイヌーらが先発したが、彼らの才能を引き出せていたとは言えないか。

コヴェントリーやアストン・ヴィラで活躍したディオン・ダブリン氏もイングランド代表のユニフォームにふさわしくないパフォーマンスだったと辛口だ。

「どの選手も本当に良いゲームができなかったね。イングランドのユニフォームを着た選手で『自分の役割を果たした、ユニフォームにふさわしい』と言える選手は一人もいない。何が原因かは分からない。アイスランドの方が優れていたし、よりダイナミックで、よりコンディションも良さそうに見えたよ。彼らは非常に良いコンディションでイングランドを苦しめた。彼らは勝利に値したね」

同メディアは「退屈なイングランド代表だが、EUROの準備はできているのか?」と疑問を投げかけているが、これだけのタレントを抱えながら内容が退屈というのは問題だろう。親善試合と本番は違うものだが、16日に迎える初戦のセルビア戦までにパフォーマンスレベルを上げられるか。

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