ラツィオの会長が新監督について口を割る 「サッリも彼を高く評価していました」

歯に衣着せぬ物言いでお馴染み photo/Getty Images

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レッチェ時代にはセリエA昇格の実績がある経験豊富なバローニ監督

セリエA、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が新監督について明言したと『Football Italia』が報じた。

ラツィオは今シーズン、日本代表MF鎌田大地が所属しているクラブで、先日イゴール・トゥドール監督を解任したばかり。このクロアチア人監督は今シーズン途中から、マウリツィオ・サッリ氏の後任として指揮官となり、混乱していたチームを立て直した。鎌田のことを買い、レギュラーに復帰させ、チームも調子を上げていただけに解任は正直もったいない。加えてシーズン終盤に実力を示し、チームの要になりつつあった鎌田もクリスタル・パレスへの移籍が秒読みと噂され、一層チーム内が混沌としてきた感があった。

そんな背景がありつつも、ラツィオは早くも新たに後任候補に目を向けていたという。そのターゲットがエラス・ヴェローナのセリエA残留に尽力したマルコ・バローニ監督だった。そしてロティート会長が記者からの質問に対し「ヴェローナとは全て解決しました。バローニが新監督です」とはっきりと口にしたのだ。
ロティート会長は続けて「彼が優秀な監督であり、我々にとって最適な人材だと思ったからこそ、彼を指名したのです。私は質の高い人物を選びました。みんなそう言っていますし、サッリも彼を高く評価していました」と語った。バローニ監督には、シーズンあたり150万ユーロプラス追加オプションの2年契約が用意される予定だという。

ただラツィオの一部ファンは、この一連の混乱に不満を持っているようで、ロティート会長のクラブの運営方針に反対し、来週日曜日に行う大規模な抗議運動を組織したとされている。なんとかバローニ監督の就任と手腕で、ラツィオの混乱が落ち着くことを祈りたい。

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