スコットランドリーグ得点王の力を示す時 EUROへ遅咲きのスコットランド代表FWシャンクランドがカギ握る

スコットランド代表の前線に入るシャンクランド photo/Getty Images

EURO初戦ではドイツに挑む

14日よりスタートするEURO2024。開幕ゲームでホスト国のドイツ代表に挑むのは、90分間ハードに戦えるスコットランド代表だ。ドイツにとって簡単な相手ではないだろう。

そんなスコットランドだが、先日のトレーニングで攻撃の要でもあった大型FWリンドン・ダイクスが負傷してしまい、EUROを欠場することになった。

貴重な前線のピースを欠くことになり、スコットランドにとっては痛手だ。代わりに攻撃をリードしてほしいのは、今季スコットランド国内リーグで24ゴールを挙げて得点王に輝いたハーツFWローレンス・シャンクランドだ。
シャンクランドは昨季リーグ戦37試合で24ゴール4アシストの記録を残していたが、今季も全く同じ37戦24ゴール4アシストの成績を残した。昨季はセルティックFW古橋亨梧に阻まれて得点王とはならなかったが、今季は得点王のタイトルを獲得。自信を深めた状態でスコットランド代表に合流していて、EUROではエースとしての働きが求められる。

シャンクランドも期待に応えていて、7日に行われたフィンランド代表との親善試合では得点を記録。昨年11月のEURO予選・ジョージア戦で代表初ゴールを記録して以来の得点だ。あのゲームはアウェイでの戦いだったが、今回のフィンランド戦では初めてホームで得点を挙げることができた。28歳にしてホームでの代表初得点はやや遅咲きな方かもしれないが、今のスコットランドではシャンクランドこそエースだ。

英『The Herald』によると、シャンクランドもこのゴールを喜んでおり、EUROを最大限楽しみたいと意気込む。

「最高の気分だ。自分の国のためにゴールを決めるのはいつも嬉しいことだね。(ジョージアでのアウェイ戦で)何とか1点取れたていたけど、フィンランド戦はホームでプレイする機会だったからね。もちろん、得点を挙げたいと思っていたよ。EUROでは、僕たちみんな何よりもまずは大会を楽しみたいと思っている」

ハーツで大きく飛躍した28歳のシャンクランドにとっては初の代表メジャートーナメントだ。今大会への思いは強いはずで、いきなりドイツ相手にサプライズを起こすのか注目される。

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