16歳の天才ラミン・ヤマルはEURO2024に学校の宿題を持参 「先生に怒られないといいけど」

スペイン代表に選出されたラミン・ヤマル photo/Getty Images

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出場すれば大会史上最年少

ラミン・ヤマルは、昨シーズンのバルセロナで頭角を現し、15歳でトップチームデビューを果たした。その後、バルセロナにとって重要な選手に急成長し、2023年9月にはスペイン代表への初招集を受け、デビュー戦となったグルジア戦でゴールを決めた。その結果ヤマルは、スペイン代表でプレイした中で得点を決めた史上最年少の選手となった。

それ以来、ヤマルは代表戦で7試合に出場し、この夏のドイツで開催されるEURO2024でも中心選手となることが予想されている。7月13日に17歳になる若きスターは、EURO2024の初戦となるクロアチア戦に先立った『AS』のインタビューで、サッカーだけに集中するのではないと語り、代表活動中も学校の宿題を持って行くことを明かした。

「ESOの4年生(ESOとはスペインの教育制度における第3段階を指し、12歳から16歳までが必修となる)だから、宿題をここに持ってきたんだ。オンライン授業もあるしそれは順調だよ。先生に怒られないといいけど」
また、ヤマルがEURO2024に出場すれば大会史上最年少の出場記録となる。スペイン代表監督であるルイス・デ・ラ・フエンテはヤマルの見せるプレイのポテンシャルの高さに称賛の言葉を惜しまなかった。

「この種のサッカー選手は特別な存在だ。16歳の少年があのような自信を持ち、ベテランのように見えるプレイをするのは珍しい。それは選ばれた者だけが持つものだからだ」

加えて、ヤマルに限らず、21歳のニコ・ウィリアムズや今回の代表選考から漏れた17歳のパウ・クバルシらの成長を促し、見守ることがスペイン代表の未来につながることを語った。

「彼ら(ヤマル、クバルシ、ウィリアムズ)のポテンシャルの高さにはもはや驚く必要はないものだ。私たちコーチは彼らにチャンス、バランス、安心感、安定感を与え、今を楽しめるように手助けをする必要があると思う。私たちは責任を持ち、彼らが持つ優れたタレント性を、チーム全体が成長し繁栄するように集団のために役立てる必要がある」

クロアチア戦から始まるスペインのEURO2024はグループBでイタリアとアルバニアとも対戦する。スペインサッカーの未来を担う超新星がどのような活躍を見せるのか注目を集めるところだ。

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