スペイン戦大敗は《クロアチア黄金世代》の終焉を意味するのか 「年長者たちは年を取りすぎている恐れが……」

スペインに敗れたクロアチア代表の選手たち photo/Getty Images

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スペイン戦は良いところがなく敗北

15日にEURO2024グループステージ初戦でスペイン代表と対戦したクロアチア代表は、0-3と完敗を喫してしまった。

今回のクロアチアもルカ・モドリッチ、マルセロ・ブロゾビッチら経験豊富な選手をベースに据えているのだが、若手の多いスペインの勢いを止めることができなかった。

まだ1試合だけだが、英『Independent』はクロアチアのベテラン選手たちに衰えが来てしまったのかと気にかけている。
「ベテラン化しているチームの問題は、すべての敗北が衰えの可能性のせいにされてしまうことだ。スペイン戦でのクロアチアは単に『悪い日』だったのか、それとも時代の終わりなのか。合計375キャップを誇る中盤のトリオはパスこそ巧みにこなすが、もうプレッシャーをかけることができないのかもしれない」

合計375キャップのトリオとは、モドリッチ(176試合)、ブロゾビッチ(97試合)、マテオ・コバチッチ(102試合)のことだ。中でも気になるのは、この世代を引っ張り続けてきた38歳のモドリッチだ。今季もレアル・マドリードの一員としてリーグ制覇&チャンピオンズリーグ制覇に貢献したが、スタメンから外れる機会も増えている。

「モドリッチはワールドカップの決勝トーナメントでも120分間プレイするマラソン選手のようなところがあり、10歳年下の選手が交代した後もずっとプレイしていた。しかし、それは彼がレアル・マドリードでレギュラーとしてプレイしていた頃の話だ」

「そしてクロアチアには、モドリッチの代役がいない。クロアチアには各世代に問題がある。年長者たちは年を取りすぎている恐れがあり、若い選手はヨシュコ・グヴァルディオルを除けば才能が不足しているように見える。実際、ダリッチ監督の次の策略はベテランのペリシッチをスタメンに戻すことかもしれない」

同メディアはこのように伝えており、スペイン戦の大敗は『黄金時代の終わり』を象徴するものなのかと危惧している。グループ第2戦ではアルバニアと対戦する予定で、実績ではクロアチアの方が上だ。ここで勝ち点3を加えたいところだが、次のゲームで勝ち点と自信を取り戻せるだろうか。

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