アメリカの地で見せる点取り屋・久保裕也の素顔 30歳迎えたサムライが《15戦7ゴール》と最高のシーズンを過ごしている

FCシンシナティでプレイする久保 photo/Getty Images

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サンノゼ戦では途中出場からハットトリック

昨年はMLSのイースタン・カンファレンスで1位となり、今年もリオネル・メッシやルイス・スアレス擁するインテル・マイアミを2ポイント差の2位で追うFCシンシナティ。

ここで2020年よりプレイしてきたのがFW久保裕也だ。

スイスのヤングボーイズやベルギーのヘントでプレイしてきた久保は、日本代表でもプレイ経験のある選手だ。もう30歳を迎えたのだが、今季はここまで見事なパフォーマンスを披露している。
若い頃の久保はアタッカーだったが、シンシナティ移籍後はセントラルMFで守備に奔走するシーズンも多かった。しかし今季は2列目でプレイする機会が増えていて、16日に行われたサンノゼ・アースクエイク戦では途中出場からハットトリックを記録。今季リーグ戦では15試合出場で7ゴールを記録していて、この得点数はMFルチアーノ・アコスタと並んでチームトップだ。

2020年は20試合で3ゴール、2021年は29試合で0ゴール、2022年は28試合で1ゴール、昨年は29試合で0ゴールとほとんど得点を決めていなかった久保にとって、今年のスタートは見事だ。本来の点取り屋らしい久保の姿と言える。

昨年はプレイオフで惜しくもコロンバス・クルーに敗れてしまったが、今年もシンシナティはタイトル争いに絡めている。30歳を迎えた久保は充実のシーズンを過ごしており、個人としてはMLSで最高のシーズンとなるかもしれない。

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