サウスゲイト最大の功績? 代表引退も検討したウォーカーを説得して叶ったEURO参戦「今回のEUROに出場していなかったかも」

イングランド代表の右SBに入るウォーカー photo/Getty Images

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ウォーカーに代わる右SBはいない

現在のイングランド代表は右サイドバックの人材が豊富で、EURO2024グループステージ初戦のセルビア戦で中盤に入ったトレント・アレクサンダー・アーノルドも右サイドバックをこなしてきた選手だ。

ただ、イングランド代表の右サイドバックはカイル・ウォーカーが絶対的な1番手であり続けている。34歳を迎えた今も自慢のスピードに衰えはなく、サイドでの1対1では抜群の強さを誇る。マンチェスター・シティでもチームリーダーとして成長を続けており、イングランド代表の最終ラインでも1番安心して見ていられる選手だ。

英『Manchester Evening News』によると、ウォーカーはこれまで何度か代表引退を考えた時期があったという。しかし、代表監督のガレス・サウスゲイトはウォーカーを引き留めてきた。
「ウォーカーは今回のEUROに出場していなかったかもしれない。最初はEURO2020決勝でイタリアに敗れた後、そして次は2022年冬のカタールワールドカップ後に、代表サッカーからの引退を考えていたからだ。しかしそのたびに、イングランド代表監督のサウスゲイトに説得されていた」

同メディアはサウスゲイト最大の功績の1つと見ているようだが、この説得は正しいものだったと言える。初戦のセルビア戦は全体的に物足りない内容ではあったが、イングランドは何とか1-0で勝利して勝ち点3をもぎ取っている。こうした我慢の展開でもウォーカーの守る右サイドは安心で、守備力ではアーノルドやキーラン・トリッピアー、リース・ジェイムズといったライバルたちを凌駕するものがある。

同メディアは今大会でもウォーカーが絶対的な存在であり続けると称えているが、守備のことを考えれば絶対に外せない選手だろう。

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