ゴールを決めれば決めるほど先発から遠ざかる? オランダの大型FWは“最強スーパーサブ”の立ち位置から抜け出せない

ポーランド戦で決勝ゴールを決めたベグホルスト photo/Getty Images

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本人は先発出場へアピールしているようだが……

EURO2024グループステージ初戦でポーランド代表と対戦したオランダ代表は、終盤のゴールで2-1と逆転勝利を収めた。

チームを救う決勝ゴールを決めたのは、途中からピッチに入ったベテランの大型FWボウト・ベグホルストだ。

オランダ『Voetbal Primeur』はベグホルストのパフォーマンスを称える一方で、やや不運とも伝えている。ベグホルストがあまりにも途中出場から結果を残すため、どれだけゴールを決めても先発出場のチャンスが巡ってこないというのだ。スーパーサブで固定されているところがあり、同メディアはFWジョシュア・ザークツィーやブライアン・ブロビーの方がベグホルストよりスタメン争いの序列は上と見ている。
ベグホルストといえば2022年のワールドカップ・カタール大会準々決勝のアルゼンチン戦でも78分から出場し、83分と90分にゴールを決めて試合を一時振り出しに戻した。

その流れは大会後も続いていて、今年に入ってからも3月のスコットランドとの親善試合では13分間の出場で1ゴール、今月のEURO開幕前に行われたカナダとの親善試合では28分の出場で1ゴール、続くアイスランド戦では6分間の出場で1ゴールと、短時間で結果を出し続けているのだ。

同メディアによればベグホルストは先発出場を目指してトレーニングから懸命にアピールしているそうなのだが、チームとしてはベグホルストを終盤のスーパーサブとして起用する方がメリットが大きい。そのため、途中出場から劇的なゴールを決めれば決めるほど先発の座から遠ざかる状況となっているようだ。

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