フォーデン&ベリンガムは合わない? 新たな“ジェラード&ランパード問題”になると懸念も「悪い意味で比較され始めている」

試合中にコミュニケーションを取るフォーデンとベリンガム photo/Getty Images

サウスゲイトは最適解を導き出せるか

ピッチにベストプレイヤーを並べれば上手くいくというわけでもない。EURO2024グループステージ初戦でセルビアと対戦したイングランド代表には、そんな印象もあった。

中盤から前線にかけてイングランドの顔ぶれは超豪華ではあったが、結果はシュートを5本打ったのみで1-0勝利と渋い内容に。その中でも英『National World』が気にかけているのがMFジュード・ベリンガムとフィル・フォーデンの関係性だ。

ベリンガムはレアル・マドリード、フォーデンはマンチェスター・シティでそれぞれ最高のシーズンを過ごしており、この2人が共演するというだけでワクワクするものだ。
しかし、同メディアは『新たなスティーブン・ジェラード&フランク・ランパード問題になるかも』と不安視している。

「フォーデンとベリンガムはイングランドのベストプレーヤーだが、相性の悪さから悪い意味でスティーブン・ジェラード&フランク・ランパードと比較され始めている。ランパードとジェラードは世界的にも世代最高の2人だったが、彼らは所属クラブでそれぞれ非常に似た役割を担っていたため、代表でお互いの良さを消すことがよくあった。フォーデンとベリンガムは同じ役割というわけではないが、疑問は残る。どうすれば両者を同時に機能させることができるのか。残念ながら、今のイングランドのシステムでそれを実現するのは難しいかもしれない」

ベンチにはチェルシーで大ブレイクしたコール・パルマーも控えているが、こちらも代表でどう活かすべきかまだ答えは見えていない。1トップのハリー・ケインとの相性も重要で、代表監督ガレス・サウスゲイトにとっても頭の痛い問題だろう。

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