ポーランド代表監督の“バタースコッチ色スーツ”がオシャレと話題に EUROで注目集める指揮官たちのファッション

選手に指示を出すポーランドのプロビエシュ監督 photo/Getty Images

監督の個性はファッションにも表れる

EURO2024もグループステージ第1節を消化したが、注目されているのは選手たちだけではない。ベンチから戦況を分析し、時には声を張り上げて選手へ指示や檄を飛ばす指揮官たちも大会の主役である。

その注目はサッカーの部分だけでなく、『ファッション』の部分でも注目されているようだ。ファッション誌『ビジネス・オブ・ファッション』のスポーツ部門を担当するダニエル・ミラー氏は、指揮官の服装も選手へのメッセージになると語る。

「監督の準備には、タッチラインでの服装の選択も含まれる。長年にわたり、監督がファッションスタイルから威厳を見せ、選手を管理する姿を見てきたからね」
ファッション的な意味で今大会注目を集めているのは、ポーランド代表監督のミハウ・プロビエシュだ。英『The Guardian』はオシャレに「バタースコッチ色のスーツ」と表現しているが、3ピーススーツ、タータンチェックのベスト、靴もキャメル色とバッチリ決まっている。SNS上でもオシャレと注目されているようで、堂々とした着こなしを見せる指揮官の姿も選手たちの自信に多少は影響を与えるのかもしれない。

白いスニーカーが光るカジュアルなデンマークのヒュルマンド監督(左)と全身黒のスポーツウェアでまとめたスロベニアのケク監督(右) photo/Getty Images

ファッション業界からも注目

例えばイングランド代表監督のガレス・サウスゲイトはラフなポロシャツ、その上にジャケットを羽織って初戦のセルビア戦に臨んでいるが、以前本人は「スーツとネクタイよりもリラックスした雰囲気を作ろうと心がけている」とファッションの狙いについて語っている(同メディアはセルビア戦の内容からリラックスしている場合ではないと釘も刺している)。

他にはテニスウェアのようにナイキの黒いポロシャツとパンツ、帽子を合わせ、同メディアより「本人がPKを蹴る準備が出来てそう」と言われたスロベニア代表監督マティアジュ・ケク、白いスニーカーにベージュのズボン、ネイビーのシャツというシンプルなファッションでイケメンさが際立つデンマーク代表監督カスパー・ヒュルマンドなど、指揮官の個性が出ている。第2節以降はこのあたりに目を向けるのも楽しいかもしれない。

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