カタールW杯ではデンマークになかった大型FWホイルンドの選択肢 レジェンドも絶賛する若きホープの存在感

デンマーク代表でプレイするホイルンド photo/Getty Images

スピード、サイズ感などインパクトは抜群

2022年のワールドカップ・カタール大会ではグループステージ敗退に終わったデンマーク代表だが、2年前とは前線に大きな違いがある。

マンチェスター・ユナイテッドの新エースとして1年間奮闘してきた21歳のFWラスムス・ホイルンドの存在だ。

ホイルンドは2022年9月に代表デビューしているが、カタール大会には参戦しなかった。しかしEURO2024予選からは主力となり、予選では7ゴールを記録。16日に行われたスロベニアとのEURO2024グループステージ初戦にも先発していて、ホイルンドはデンマークサッカー界にとっての希望なのだ。
今夜にはグループステージ第2節でイングランド代表と対戦する。プレミアリーグで顔を合わせている選手も多いため、ホイルンドVSイングランド守備陣の構図は非常に興味深い。

ホイルンドに関してはデンマークのレジェンドであるピーター・シュマイケル氏も絶賛していて、他の選手にスペースを与えられる存在と語る。

「彼はまだ代表キャリアも浅いけど、本当にうまくやっているよ。みんなが彼に注目しているから、そこは少し大変だろうけど、彼は常にチームのためにハードワークしてくれている。ゲームで彼に注目が集まることで、他の選手に多くのスペースが生まれる。我々は直近のゲームでも多くのチャンスを作り出してきた。結局のところ、誰がゴールを決めたかは問題ではないんだ。そこには彼も貢献している。相手の守備陣を動かし、他の場所にスペースを作れるからね」(『Daily Mail』より)。

ホイルンドはサイズに加えてスピードもある。前線で強引にボールを収めたり、カウンターアタックでも力を発揮できる。スター揃いのイングランドとの対戦は難しいものとなるだろうが、デンマークは優勝候補の一角相手に粘れるか。

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