今のイングランドには “変化”が必要か パルマーやゴードンら未だ出番のないスター選手をサウスゲイトは使いこなせるか

豪華なベンチメンバー photo/Getty Images

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このままではまずい

元イングランド代表のガリー・ネビルは、EUROのグループステージ2試合を終えて、イングランド代表には変化が必要だと考えているようだ。

ここまでセルビアとデンマークと対戦し1勝1分のイングランド代表。グループCの首位には立っているものの、優勝候補の1つと考えられ、今大会屈指のタレントを誇るチームなだけあって風当たりが強い。特に第2戦のデンマーク戦は負けてもおかしくないほどの出来であり、ネビル氏はこのままでは決勝トーナメントに進出したとしても悲惨な目にあうと考えている。

「以前も同じような状況だったような気がする。今はパニックになる時ではない。ガレス・サウスゲイト監督がパニックになるとは思わないが、最初の2試合で見られた3つのことを考えると、彼が介入して解決策を見つけ、何かを変える時が来ている。(日曜日は)トーナメントの初戦だったので彼らを許したが、二度目にするとそれはパターンになる。そして、それがネガティブなものであれば、そのパターンを崩す必要がある」
「チーム内には不均衡であり、四角い釘を丸い穴に押し込んでいるような状態だ。そのため、居心地が悪いと感じて、防御策として深い位置で落ち着くようになる。そして、イングランドでは長年起こってきた3番目のことが起こる。中盤から前線に出て、そこでプレイすることができなくなる。結局ボールを失い、我々は混乱した状態になるんだ。私も皆もこの結末を知っている。彼は今、何かを変えなければならない」(『ITV Sport』より)

ネビル氏はチームのバランスが悪いため、結果的に皆下がってきてボールを受けてしまうことで、中盤より前に人がおらず、攻めることが出来なくなっていると語った。中盤の組み合わせや前線3枚の組み合わせなど、サウスゲイトはまだ悩んでいるとネビル氏は感じている。

確かにタレント揃いの今のイングランド代表で最適解を見つけるのは難しいかもしれないが、ネビル氏が言うように変化が必要だ。まだコール・パルマーやアンソニー・ゴードン、アダム・ウォートンなど出番がないスター選手もいる。彼らは今シーズン絶好調であり、変化を与えてくれる可能性も十分にあるだろう。

優勝候補として大きな期待が寄せられるスター集団のイングランドをサウスゲイトはうまくまとめ上げることができるのか、注目だ。


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