ロナウドと自撮りしようとファンが乱入し試合中断 ポルトガル監督は懸念

乱入した少年の自撮りに応じたロナウド photo/Getty Images

仏の顔は1度まで

6月22日に行われたEURO2024グループFトルコとの試合で観客がピッチに乱入したことについて、ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督が懸念を口にした。

5人の観客がピッチに侵入し、クリスティアーノ・ロナウドと自撮りを行おうとした。一人目は赤いユニフォームを着た少年で、ロナウドは笑顔で写真撮影に応じた。

しかし、2人目からは成人男性の侵入者で度々、試合が中断すると、さすがのロナウドもイライラを隠せなかった。

英紙『The Guardian』によると6人目はピッチ侵入前に阻止されたが、その際に警備員が滑って転倒し、とばっちりを受けたゴンサロ・ラモス(PSG)がピッチに倒れたという。

侵入した6人は連行され、ドイツ警察当局が対処した。

試合後ポルトガルのマルティネス監督は「今日はファンの意図が無害なものだったので運が良かったですが心配です。異なった意図だったら選手たちが危険に晒されるので、注意する必要があります」と述べた。

多くの警備員がスタンド側に目を向けて立っていながら、侵入を防ぐことが出来なかったことで試合運営の課題が浮き彫りとなった。

スタンドとピッチの距離が近く一体感があることで、観戦がより楽しいものになる。それは金網などを設けなくても観客が侵入しないという信頼関係により成り立っているものだ。

今後スタジアムの警備基準が厳格化されないようにするためにも、観客のマナー厳守が求められる。

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