現イングランド代表のベストイレブンはどれなのか サポーターへの緊急アンケートで見えるメイヌー&パルマーへの期待

サウスゲイト監督(左)の人選は議論を呼んでいる photo/Getty Images

渋すぎるパフォーマンスの連続にサポーターもイライラの限界?

EURO2024グループステージ2試合をこなし、何とも苦いパフォーマンスが続いているイングランド代表。ここまで1勝1分と結果は悪くないのだが、セルビアとデンマーク相手にモヤモヤするプレイが目立った。

サポーターの多くが不満を抱いているのが代表監督ガレス・サウスゲイトの人選だろう。トレント・アレクサンダー・アーノルドの中盤起用、フィル・フォーデンの左サイド起用など、思うようにフィットしていない。

そこで英『sky Sport』はグループステージ最終節のスロベニア戦へ向け、サポーターに『イングランド代表理想のイレブン』と題したアンケートを取っている。いくつか同メディアがスタメンの候補案を出しているのだが、そこで1番人気となる25%の票を集めたのはMFコビー・メイヌー&コール・パルマー起用案だ。
GKを含む最終ラインの人選はこれまでと変わりないが、ボランチはデクラン・ライスの相棒にマンチェスター・ユナイテッド所属のメイヌーを抜擢。アーノルドはスタメンから外れている。

2列目は右ウイングにブカヨ・サカ、トップ下はジュード・ベリンガム、そして左ウイングにチェルシーで大ブレイクしたパルマーだ。フォーデンがスタメンから外れており、フォーデンの左サイド起用は合っていないと多くのサポーターが感じているのだろう。

そして最前線はハリー・ケインで変わりない。フォーデンの場合はトップ下や右サイドで本領を発揮できるため、サカに代えてフォーデンの案も悪くない。

これに続く2番人気となる18%の票を集めた案は、パルマーの代わりにニューカッスルFWアンソニー・ゴードンを左ウイングに起用するパターンだ。それ以外は前述の案と変わりなく、メイヌー&ライスのボランチコンビも継続となっている。メイヌーはまだ19歳と若い選手だが、サポーターがかなりの期待を寄せているのが分かる。

さらに同メディアはシステムを[4-4-2]とし、ケインとアストン・ヴィラFWオリー・ワトキンスの2トップ、ベリンガム&ライスのダブルボランチ、サイドハーフは右にサカ、左にパルマーという案も出している。ケインの隣に相棒となるゴールゲッターを配置するパターンも悪くはないか。

今の代表はタレントが溢れているだけに、ベストイレブンを決めるのが難しい。少なくともグループステージ2試合で選んだシステムが合っていないのは明らかで、スロベニア戦へ何かを変える必要がある。サポーターの間でも現イングランド代表のベストイレブン選定は何かと議論を呼んでいることだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.294 改革者クロップの軌跡

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ