海外移籍へ向けて胸の内を明かした酒井宏樹 浦和ファンも感謝で送り出す「一緒にACL優勝出来て嬉しかった」

ACLを制し、笑顔でトロフィーを掲げる酒井 photo/Getty Images

続きを見る

多くの戦友たちも酒井にエール

海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表された浦和レッズの元日本代表DF酒井宏樹。SNSなどを通じて、胸の内に秘めた想いを明かした。

現在34歳の酒井は、下部組織時代から長年プレイしてきた柏レイソルで2009年にプロとしてのキャリアをスタートさせると、2012年夏に海外挑戦を決断。ドイツのハノーファーで4年間、フランスのマルセイユで5年間プレイした。

そして、2021年夏に約9年ぶりに日本へ復帰し、浦和へ完全移籍。加入1年目は天皇杯、昨年はACL制覇に貢献していた。昨年からはチームのキャプテンも務めていたが、今夏に新たな挑戦を行うことを決断した。
そんな酒井が自身のInstagramを更新。次のように綴った。

「このたび、海外クラブへの移籍に向けた準備のため、チームを離れることになりました。2021年6月にマルセイユから浦和レッズに加入して以来今日まで、伝統ある偉大なクラブの一員として、一つでも多くのタイトルをファン・サポーターのみなさんと共に獲得したいというおもいで、1試合1試合全力で闘ってきました」

「その中でも自分が浦和に移籍してきた最大の目標、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022での優勝は自分にとって、とても特別なものになりました。ACL決勝第1戦で大アウェイの中、サウジアラビアまで足を運んでくれたファン・サポーター約700人の姿。あの光景と後押しは今でも鮮明に、脳裏に焼き付いています。みなさんの熱いおもいと一緒に獲ったACLのタイトルは、今後自分がどのようなキャリアを進むとしても、絶対に忘れることはありません」

「こうした時期にチームを離れることは非常に難しい決断でしたが、マルセイユから浦和レッズへの移籍を決めた時と同様に、自分の新たなる目標と挑戦のためには必要な決断でした。必ずまたこの挑戦を成功させ、素晴らしいキャリアと生活を得られるよう頑張ります」

「最後に、自分のおもいを理解し尊重してくれたクラブに感謝しています。そして何よりもこの3年間、自分に愛情を注いでくれた浦和レッズに関わるすべてのみなさんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。 酒井宏樹」

これに対してファンは「3年間ありがとうございました。一緒にACL優勝出来て嬉しかったです! ありがとうキャプテン」や「浦和に来てくれて本当にありがとうございました。満身創痍の状態で浦和のために戦ってくれたこと、ACLタイトルをもたらしてくれたこと一生忘れません」、「感謝しかありません。次の挑戦も成功する事を心から祈っています」など、たくさんの感謝の言葉でキャプテンを送り出していた。

さらに、多くの戦友たちも酒井にエールを送っている。

「同い年がJリーグから居なくなるのは寂しいけど新天地でも頑張って。膝にはくれぐれも無理しないようにね。また会おう(山口蛍)」

「宏樹くん、お疲れ様でした!! 新天地でもファイト(武藤嘉紀)」

「グッドラック カピターノ(ダビド・モーベルグ)」

「一緒にやれた時間が最高に楽しかった。また会いましょう!(岩波拓也)」

所属期間は約3年間ではあったが、酒井のプレイは多くの浦和ファンの心に刻まれたことだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:国内サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ