リヴァプールがレアル・マドリードの選手2人の獲得に興味を示す? スーパースター集団で発生する熾烈なポジション争い

EURO2024で得点を挙げるギュレル photo/Getty Images

今季の主力にも移籍の可能性

リヴァプールはアルネ・スロットを新監督として正式に発表し、アルネ・スロットは新たなクラブでサイクルを始めるために、舞台裏で首脳陣をはじめとするスタッフたちと協力してきたことを明らかにした。

『ESTADIO DEPORTIVO』によると、スロットはクラブの新時代を担える新たなスターの獲得を望んでいるとされており、今季のチャンピオンズリーグを制覇したレアル・マドリードから、ロドリゴとアルダ・ギュレルの獲得を求めているという。

ロドリゴは今季、ラ・リーガで34試合に出場し10ゴールを挙げ、リーグ戦とチャンピオンズリーグの二冠達成に大きく貢献した。しかしながら、ブラジル『UOL』によると、エンドリックとキリアン・ムバッペの加入により、ロドリゴがクラブを離れる可能性があると報じている。

左サイドでのプレイを得意とするロドリゴだが、ヴィニシウス・ジュニオールが既に左サイドでプレイしているため、現状でも右サイドで出場している。その中で、中央と左サイドでの出場が確実視されているムバッペが加入したことで本来のポジションである左サイドでの出場は更に遠のいたという見方が強い。それでも、ロドリゴ自身はチャンピオンズリーグ決勝前日の会見で「このクラブに移籍してくるどんな選手とでもポジション争いをする準備が出来ている」とクラブに残ることを強調している。

また、今季は怪我に悩まされながらも10試合で6ゴールを記録したアルダ・ギュレルも、リヴァプールが獲得を目指している選手の一人だ。攻撃的なポジションで非凡な才能を披露したギュレルだが、19歳という若さから更なる成長を遂げるために出場機会を求めることが指摘されている。そこで今夏にリヴァプールはレンタル移籍での獲得を検討しているようだ。

ロドリゴにしてもギュレルにしても、現時点ではクラブにとって重要な選手であることには変わりないが、レアル・マドリードの熾烈なポジション争いの中で移籍という選択肢を迫られる選手は必ず現れる。リヴァプールをはじめとする各国の名門クラブは世界中のスーパースターが集結するレアル・マドリードの動向に注目し、選手の獲得に向けたアプローチをかけるのは間違いないだろう。

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