中盤の補強を目指すアーセナル ルートン・タウンで活躍見せたサンビ・ロコンガを残すという選択肢はあるか

ルートンでは好プレイを見せていたS・ロコンガ photo/Getty Images

放出が濃厚と思われているが……

今夏、中盤の選手を迎え入れると思われるアーセナル。現在噂に上がっている選手は多数おり、ニューカッスルMFブルーノ・ギマランイス、エヴァートンMFアマドゥ・オナナ、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ、モナコMFユスフ・フォファナなどの名前がメディアを連日賑わせている。

トーマス・パルティやエミール・スミス・ロウは放出の可能性が高いと言われており、少なくとも誰か1人を迎え入れることになると思われるが、もう1人候補となるMFがすでにチームにいると英『football.london』は指摘している。23-24シーズンはルートン・タウンへローン移籍していたアルベール・サンビ・ロコンガだ。

2021年にベルギーのアンデルレヒトから獲得したサンビ・ロコンガだが、しばしば強度不足も露呈した。ミケル・アルテタ監督は彼をアンカーとして何度か起用しているのだが、最終ラインからパスを引き出し前線につなげるプレイはトーマスらに及ばず、しだいに出場機会は減少。22-23シーズンはクリスタル・パレスに、23-24シーズンはルートン・タウンへローン移籍することになった。

しかし、ルートンでは中盤の底でロス・バークリーとコンビを組むと、その才能を見せはじめ、シーズン後半はレギュラー格として出場機会を確保。最終的に1ゴール3アシストとまずまずの働きを見せている。

アンカーとしてアーセナルでやっていくのは厳しいかもしれないが、そもそも6番ではなく8番の選手ではないかとの指摘もある。バークリーと組んだようにデクラン・ライスあるいはジョルジーニョと同時起用することでその才能をより発揮できるかもしれず、アルテタにとって現実的な選択肢にもなりうる。

S・ロコンガの契約はあと2年残っており、アルテタがこの24歳の処遇を決めることは今夏の必須課題の1つだ。

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