EUROでオウンゴールが激増している 今大会すでに“7つ”もオウンゴールが生まれている不思議

イタリアVSスペインではカラフィオーリがオウンゴール photo/Getty Images

続きを見る

前回大会も11のオウンゴールがあった

具体的な原因を挙げるのは難しいが、現在ドイツで開催されているEURO2024ではオウンゴールが目立っている。

25日にはグループD最終節でオランダ代表とオーストリア代表が対戦したが、その1点目もオウンゴールによるものだった。オーストリアが左サイドを突破してクロスを入れると、それを自陣に戻りながらクリアしようとしたオランダ代表FWドニエル・マレンのオウンゴールに繋がった。マレンの場合はDFの選手ではないため、慣れない動きではあったかもしれない。スライディングしながらクリアしようとしたが、自陣ゴールへ強烈なボールを蹴ってしまった。

これで今大会のオウンゴールは7点目となる。クロスをクリアしきれずオウンゴールになったものもあれば、GKの弾いたボールが味方に当たってオウンゴールというパターン、バックパスがそのままゴールへ入ってしまったトルコの珍プレイもあった。
SNS上では「低い弾道のクロスが増えたことが影響しているのではないか」といった声も出ているが、果たして何が原因なのか。現代はDFにも足下の技術など要求されることが多いため、こうした守備対応のトレーニングに時間を割けていないところもあるかもしれない。

ちなみに前回のEURO2020ではオウンゴールが11あり、これはEURO史上最多の数字となっている。今大会もこれに近い数字となりそうなペースだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ