なでしこジャパンを何度も苦しめた快速FWアレックス・モーガン、パリ五輪代表から落選 SNSで失望した胸の内を明かす

代表では123ゴールを記録 photo/Getty Images

アメリカ女子代表のエースがメンバー外に

女子プロサッカーで活躍するアメリカ人ストライカー、アレックス・モーガンがパリ五輪のアメリカ代表メンバーから落選したことがわかった。

モーガンといえば、快速ドリブルとパワフルなシュートが特徴のFW。なでしこジャパンが優勝した2011年のW杯では、アメリカ代表チームの最年少選手ながらチームの準優勝に大きく貢献した。なでしこジャパンと戦った決勝戦ではゴールを奪い、2点目をアシスト、その後も何度もゴールを脅かし続けた姿は、日本人サッカーファンの心に深く印象付けられていることだろう。その翌年の2012年には、オリンピックでアメリカ代表チームの金メダル獲得に貢献し、その後も2015年、2019年とW杯連覇も果たした。

そんなモーガンも34歳となり、足首の負傷から最近復帰したばかり。ここ8試合は得点を記録していない。彼女は自身のSNSでメンバー選考に漏れたことをこう明かした。

「今日、オリンピックの舞台で母国を代表する機会が得られなかったことに失望しています」

「オリンピックは私にとって常に大切であり、優勝トロフィーを掲げるたびに大きな誇りを感じてきました。あと1カ月もありませんが、このチームを応援し、国民のみなさんと一緒に声援を送るのを楽しみにしています」

あの迫力ある彼女のプレイが見られないのは残念だが、アメリカ代表は元NBAプレイヤーのデニス・ロッドマン氏の娘、トリニティ・ロッドマンがFWとして選出されている。モーガンに似てスピードとパワーを兼ね備え、次世代のスター候補として注目される逸材だ。

パリ五輪の女子サッカーは、7月25日に開幕し、決勝戦は8月10日に行われる。米国はグループBに入り、ザンビア、ドイツ、オーストラリアと対戦。3大会ぶりの金メダルを狙う。

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