怪物ロナウドの後継者は見つからない ファビアーノ、フレッジ、エンドリックらブラジルが20年続ける真の“エース探し”

まさに異次元の存在だったロナウド photo/Getty Images

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あまりにもロナウドの存在は大きかった

南米の覇権奪還へコパ・アメリカ2024を戦うブラジル代表。29日に行われたグループステージ第2節ではパラグアイを4-1で粉砕しており、このゲームではネイマール不在のチームでエース級の働きが求められるFWヴィニシウス・ジュニオールが2ゴール、ジローナでブレイクしたFWサヴィーニョが1ゴールと、フレッシュな選手たちが仕事をこなした。

ただ、絶対的なセンターフォワードを探す旅はまだ続いている。スペイン『as』は、元祖怪物ロナウド以降はセンターフォワード発掘に苦戦しているとセレソンの現状を問題視している。

今大会ではレアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエスが最前線に入ることが多く、ロドリゴはそのポジションに入れる選手だ。ベンチには17歳と若い新星エンドリック、さらに今大会はポルトガルのFCポルトでリーグ戦13ゴールと活躍した24歳のFWエヴァニウソンもメンバー入りしている。
しかしエンドリックはまだこれからの選手であり、エヴァニウソンも6月に代表デビューしたばかり。さすがにロナウド級のFWを見つけるのは難しいが、今のところセンターフォワードはまだ固定されていない印象だ。

「2002年にワールドカップのタイトルをブラジルにもたらしたロナウドが引退して以来、ブラジルには信頼できる9番がいない。ブラジルでは何年もの間、なかなか固定されなかったポジションだ」

同メディアはこのように伝えているが、ロナウド以降は皇帝アドリアーノ、ルイス・ファビアーノ、フレッジ、ロベルト・フィルミーノ、リシャルリソン、ガブリエウ・ジェズスらがそのポジションを担ってきたが、このうち同メディアが可能性を感じたと評価しているのはアドリアーノとファビアーノの2人のみ。

レアル・マドリード入りするエンドリックには大きな期待がかかるが、17歳の新星にプレッシャーをかけすぎるべきではないだろう。今回のコパ・アメリカは優勝を狙うと同時に、2026年のワールドカップへ前線の構成を考えていく舞台でもある。最前線からチームをリードするのは誰になるのか。ロナウドを懐かしむ日々は長く続いている。

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