スイス相手に完敗の前回王者イタリア 母国メディアは代表チームを酷評 「最悪の負け方で大会から消えた」

スイス戦でのイタリアの選手達 photo/Getty Images

無念の完封負け

29日(現地時間)、イタリアはEURO2024決勝トーナメント1回戦でスイスと対戦し、0-2で敗れた。

クロアチア戦の後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めてグループBを2位で通過してベスト16に駒を進めたイタリアだったが、スイス戦は序盤からスイスに試合をコントロールされる苦しい展開の中、37分にゴール前に走り込んできたスイスのMFレモ・フロイラーに左足でシュートを決められて失点を許す。

巻き返しを狙って後半に入ったが、46分には逆にFWルベン・バルガスにペナルティエリア外からミドルシュートを決められリードを広げられてしまう。その後は攻勢に転じたもののゴール前を固めたスイスの守備を最後まで崩すことはできず、結局イタリアはここで大会を去ることになった。
このスイス戦での敗北について、イタリアでは代表チームに対する激しい批判が巻き起こっている。

「イタリアの大惨事」(Tuttosport)

「イタリアは面目を失った。スイスにゲームを支配され、最悪な負け方で大会から姿を消した」(Gazzetta dello Sport)

「この敗北はイタリア自身の過失。脚も魂もないイタリアは、物悲しい姿で敗れた」(Corriere dello Sport)

「悲劇的なイタリアが敗退。アズーリは、2006年のワールドカップ優勝を遂げたベルリンの地に帰って来たが、今回はひどい敗北と多くの失望とともに去ることになった」(Corriere della Sera)

早すぎる前回王者の敗退に失望するイタリアメディアの怒りはすさまじく、当分収まりそうな気配もない。

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