AT5分までのイングランドは“サウスゲイト史上最悪”の出来!? あわやのハーフウェイライン弾に注目集まる

つまらないミスを犯してしまったストーンズ photo/Getty Images

リードを広げられるところだった

EURO2024決勝トーナメント・ラウンド16でスロバキア代表と対戦したイングランド代表。前半の25分にイヴァン・シュランツのゴールで先制され、そのままアディショナルタイムまで同点に追いつくことができず、絶望的な空気が漂うゲームだった。しかし、アディショナルタイム5分にMFジュード・ベリンガムが劇的なバイシクル弾を突き刺し、チームを救っている。

しかし、この土壇場の同点弾も意味をなさなかった可能性がある。英『Daily Mail』が注目したのは55分のシーンだ。フリーキックからシンプルな横パスがジョン・ストーンズに送られたのだが、ストーンズはこれに反応できず、ダビッド・ストレレツにボールをかっさらわれてしまう。ストレレツはそのままハーフウェイライン付近からロングシュートを放ち、GKジョーダン・ピックフォードの頭上を超えていくが、わずかボール2つ分ほど枠の右に逸れたことでイングランドは命拾いした。

ピックフォードは激怒していたが、今大会のイングランドの集中力の欠如を如実に表したシーンだったかもしれない。同紙はこの試合が、サウスゲイト監督が率いた8年間で最悪のパフォーマンスの1つだったと糾弾している。
ベリンガムの土壇場のゴールによって息を吹き返したイングランドだったが、パフォーマンスの改善は変わらぬ課題であるはずだ。大きな勝利を呼び込んだことによってチームの雰囲気を変えることができるか、注目される。

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