決勝点アシストのイヴァン・トニーはサウスゲイト采配に不満でいっぱい 「かなりウンザリしていたのは間違いない」

後半ATにようやく大会初出場となったトニー photo/Getty Images

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しっかりと結果につながるプレイを披露した

EURO2024決勝トーナメント・ラウンド16でスロバキア代表に2-1と辛勝したイングランド代表。25分に先制弾を浴び、そのまま後半アディショナルタイムまでスコアを動かせず、配色濃厚となった。しかしAT5分にMFジュード・ベリンガムが鮮烈なバイシクルシュートを沈めて同点に追いつくと、延長戦1分にハリー・ケインが決勝点を決め、準々決勝への切符をどうにか手にしている。

この試合、ベリンガムの同点弾が決まるわずか1分前に投入されたのがブレントフォード所属のFWイヴァン・トニーだ。トニーは延長戦のハリー・ケインのゴールをアシストしており、一応ガレス・サウスゲイト監督の采配は当たったということになるかもしれない。しかし、トニーはこれが初出場となったが、出番はビハインドを負ったアディショナルタイム。ストライカーとしてはフラストレーションのたまる起用法だろう。実際、サウスゲイト監督は試合後にトニーがかなり「ウンザリ」していたと認めた。『Mirror』などがコメントを伝えている。

「ゴールを決められると信じていた。交代した選手たち、特にイヴァンが大きな役割を果たした。彼は、私があの瞬間に彼を投入したことにウンザリしていた。試合終了まで1分というときに投入したことに、かなりウンザリしていたのは間違いない」
「これで仲直りできたと思う。2点目のゴールに彼は大きな影響を与えた。あのときに交代選手を投入するのは、最後の賭けだ。理解できるよ。私は選手をあのポジションに置くのは好きではない」

トニーはいかにも不満そうな表情を浮かべていたが、やはり心中穏やかではなかったようだ。しかし、この局面で結果を出す勝負強さこそが彼が代表に選出されている理由かもしれない。



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