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「派手さこそないものの……」 今大会屈指の強さを誇るスイスをピッチ後方から支える3人のリーダー|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

「派手さこそないものの……」 今大会屈指の強さを誇るスイスをピッチ後方から支える3人のリーダー

好調スイスを引っ張るジャカ photo/Getty Images

イングランドも倒せるか

EURO2024も決勝トーナメントに突入し、すでにラウンド16も半分の試合が終了した。

苦戦している強豪もいる中、ここまで好パフォーマンスを見せているのが、開催国ドイツとスペインだろう。両者共にベスト8進出を決めており、ベスト4進出をかけて日本時間の7月6日にぶつかる。

そんななか、この2チームに負けない強さを見せているのがスイスだ。グループステージ第3戦ではドイツを相手に互角の戦いを見せると、ラウンド16ではイタリアを圧倒。今大会屈指の完成度を誇るチームとして注目を集めている。

そんなスイスの次の相手はイングランドだ。スター選手揃いではあるが、うまくいっていないイングランドに挑むスイスについて、英『Daily Mail』は「派手さこそないものの、自信を持って前進している」と綴り、23-24シーズンにそれぞれの所属クラブでタイトルを獲得したGKヤン・ゾマー(インテル)、DFマヌエルアカンジ(マンチェスター・シティ)、MFグラニト・ジャカ(レヴァークーゼン)について言及した。

「彼らはプレッシャーのかかる場面での経験があり、責任を負い、ピッチ上で決断を下す準備ができている。全員が指示を送ることに慣れている。いつハイプレスをかけ、テンポを上げ、いつ下がってプレッシャーを和らげ、リードを守り、カウンターアタックに出るか。イタリア戦での勝利の2つの要素、最初の1時間は支配し、最後の30分はボールを持たせたことが、その完璧な例だ」

ゾマー、アカンジ、ジャカというピッチ後方にいる3人が味方選手にその場に応じた要求ができることが、スイスの戦い方の汎用性に繋がっていると分析する同メディア。もちろんムラト・ヤキン監督の指示や戦術もあるだろうが、ピッチ内で修正でき、チームメイトを導けるリーダーのような存在がいることは心強い。

これはイングランドにはないところで、経験豊富なリーダーを擁するスイスは組織力で上回ることができるかもしれない。ドイツとの引き分けやイタリアへの勝利は今大会のスイスの強さを物語っているが、イングランドにも勝利できるのか、注目だ。


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